どんなスクールか:Web制作会社が運営する通学型

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称デジLIG)は、Web制作会社のLIGが運営する社会人向けのWebクリエイタースクールです。教材はデジタルハリウッドのカリキュラムを使い、LIGの現場の知見を組み合わせると案内されています。公式のよくある質問では、入学する方の8割が未経験からのスタートとされています。

特徴は、校舎に現役のクリエイターが常駐し、課題やポートフォリオを対面で個別に指導してもらえる点です。オンラインでもチャットやビデオ通話で相談でき、通学とオンラインの割合は自分で組み合わせられます。

先に確認したいこと:通える校舎があるか

このスクールは全国向けではありません。LIGが運営する校舎は東京・神奈川・埼玉・千葉の6校で、公式のよくある質問では「在籍期間中に校舎にご来校いただく機会を最低1回以上設定」すると案内されています。オンライン中心で学ぶ場合でも、一度は校舎へ行けることが前提です。

校舎所在地最寄り駅(公式の案内)
上野校東京都台東区新御徒町駅から徒歩1分(LIGのオフィスに併設)
池袋校東京都豊島区池袋駅から徒歩5分
町田校東京都町田市JR町田駅から徒歩5分
川崎校神奈川県川崎市京急川崎駅から徒歩1分
大宮校埼玉県さいたま市JR大宮駅から徒歩5分
柏校千葉県柏市柏駅から徒歩2分

公式サイトでは、教室の利用時間は平日12:00〜22:00、土日10:00〜19:00と案内されています。仕事帰りや週末に通えるかを、自宅や職場からの移動時間と合わせて考えてみてください。関東から離れた地域にお住まいの方は、オンラインで完結する講座を候補にする方が現実的です。

主なコースと受講料

Webデザインを学ぶなら、デザインとコーディングまで扱う「Webデザイナー専攻」と、デザインの基礎に絞った「Webデザインベーシック講座」が中心です。各コースの公式ページに記載された受講料と、補助金を使った場合の負担額は次のとおりです。

コース期間受講料(税込)補助金活用時の負担額(70%適用時)
Webデザイナー専攻6ヶ月¥572,000¥208,000
Webデザインベーシック講座2ヶ月¥160,600¥58,400
動画ディレクター専攻3ヶ月¥385,000¥140,000

Webデザイナー専攻は、バナー制作、コーディング、JavaScript、中間課題を経て、5〜6ヶ月目に卒業制作に取り組む流れで、卒業制作はそのままポートフォリオとして使えると案内されています。Webデザインベーシック講座は、Illustrator・Photoshopの基本操作とFigmaを使ったデザインの流れを学ぶ内容で、週5〜8時間ほどの学習時間が必要とされています。

なお、公式サイトのトップページの一覧とコースのページで、金額の表示が異なるコースがありました(2026-10-06時点)。申込前に、最新の受講料と入学金の有無を説明会で確認してください。分割払いは6回〜120回の間で可能とされています。

補助金を使うときの条件

公式の案内によると、このスクールは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象です。対象コースを修了すると受講料の50%(上限40万円)、修了後に転職して1年間継続して働くと、さらに20%(上限16万円)が補助されます。補助額は税抜価格に対する割合です。

注意したいのは対象者です。企業などと雇用契約を結んで働いている方(正社員、パート・アルバイト、派遣、契約社員など)が対象で、無職の方、公務員の方、経営者・フリーランスなどは対象外と書かれています。転職しない場合でも、修了要件を満たせば50%の補助の対象になると案内されています。期間限定の事業とされているため、自分が対象になるかを先に確認しましょう。

無料説明会で確認したいこと

説明会は無料の個別形式で、所要時間は約60分です。6校のいずれか、またはオンラインを選べ、LINEからも予約できると案内されています。来校の場合は校舎見学や授業体験もできます。この講座の内容はデジタルハリウッドSTUDIO by LIGの講座ページでも整理しています。説明会では次の点を聞いておくと、他の講座とも比べやすくなります。

  1. どの校舎に、どのくらいの頻度で通う想定か

    通学とオンラインの組み合わせ方と、来校が必要な場面を確認します。

  2. 自分が補助金の対象になるか

    雇用形態と、修了に必要な条件を確かめます。

  3. 入学金を含めた総額と支払い方法

    補助を受けるまでに一度支払う金額も聞いておきます。

  4. 返金・キャンセルの条件

    今回確認した公式ページでは見つけられなかったため、書面で確認します。

  5. 自宅で学ぶための準備

    公式の案内では、自宅で学習する場合はPCとAdobeのソフトが必要とされています。

OUR VIEW

このテーマへの見解

Webデザインは独学やオンライン講座でも学べますが、未経験から仕事にしたい場合、つまずくのは「作ったものの良し悪しが自分で分からない」場面だと考えます。校舎で現役のクリエイターに直接作品を見てもらえる環境は、そこに費用をかける価値があるかどうかで判断したいところです。通える距離に校舎があり、補助金の条件に合う方にとっては、有力な候補になると考えます。

NEXT STEP

次に試したいこと

まずは通いやすい校舎を1つ決め、来校の説明会で教室の雰囲気と移動時間を確かめましょう。通うのが難しいと感じたら、オンラインで完結するデイトラなどと、同じ確認項目で比べてみてください。