講座の課題を、そのまま作品にしない
講座の最後につくる課題は、学んだ内容を確かめるためのものです。同じ講座を受けた人と題材が重なりやすく、そのままでは「何ができる人か」が伝わりにくいことがあります。
課題でつかんだ手順を使って、題材だけを自分で選び直してみましょう。操作や技術は同じでも、目的が自分のものになるだけで、説明できることが増えます。
題材は「身近な誰かの困りごと」から選ぶ
題材に迷ったら、実在する小さな困りごとから考えると進めやすくなります。架空の大きな案件より、目的と使う人がはっきりしているほうが、完成したかどうかを判断しやすいからです。
| 分野 | 題材の例 | 完成の目安 |
|---|---|---|
| 生成AI | 毎週書いている報告文を、下書きから整える手順 | 手順書と、使う前後の文章の比較 |
| 動画編集 | 家族や趣味の活動を1分で紹介する動画 | 構成メモと、字幕まで入った完成動画 |
| Webデザイン・制作 | 知人のお店や活動を案内する1ページ | スマホで見やすいデザインと、公開したページ |
実在する人やお店を題材にするときは、名前や写真を使ってよいか、先に本人に確認しておきましょう。
作品には、説明を3行添える
作品を見る人が知りたいのは、見た目のよさだけではありません。次の3点を短く書いておくと、あなたが考えたことまで伝わります。
- 目的:誰の、どんな困りごとのためにつくったか
- 工夫:そのために、何を選び、何をやめたか
- 担当と時間:自分が担当した範囲と、かかったおおよその時間
かかった時間を書いておくと、あとで仕事を受けるときに、自分の作業量を見積もる材料にもなります。
見直しは、日を置いて一度だけ
完成した直後は、細部ばかりが気になりがちです。一日置いてから、目的に合っているかという点だけで見直すと、直す場所を絞れます。講座に添削や質問のサポートが残っている場合は、この段階で使うのも一つの方法です。
このテーマへの見解
講座を終えたあとに手が止まる理由の一つは、「もっと上手になってから作品をつくろう」と考えてしまうことだと考えます。最初の作品は、完璧さより、目的と工夫を自分の言葉で説明できることのほうが大切です。一つ仕上げて説明を書いてみると、次に学ぶべきことも見えてきます。
次に試したいこと
身近な困りごとを3つ書き出し、そのうち一週間で形にできそうなものを一つ選んでください。完成したら、目的・工夫・担当と時間の3行を添えて、信頼できる人に一度見てもらいましょう。